赤倉温泉 三之亟

山形県最上町にある赤倉温泉の宿、「三之亟(さんのじょう)」に泊まりました。
三之亟とは創業者のお名前だそうで、江戸時代から続く宿です。

三之亟には、岩風呂、ひょうたん風呂、露天風呂の3つのお風呂があります。
岩風呂は混浴(女性専用時間あり)、残りは男女交替制となっています。
岩風呂は1号源泉、露天風呂とひょうたん風呂は2号源泉が使用されています。

岩風呂の浴室には深湯、中湯、高湯という名の3つの湯船があります。
深湯は、三之亟で最も大きなお風呂です。
天然岩をくり抜いた湯船は、創業者が手掘りしたものだそうです。

深湯には、湯かき穴があります。
深さがおよそ130cmあり、私の胸ぐらいまでの深さがあります。

1号源泉の泉質は、源泉温度63.0℃、pH=7.9のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉です。
無色透明、無味無臭で、しっとり感があります。
なお、高温のため、井戸水で加水してあります。

中湯は、深湯の奥側にあります。
深湯と温度設定が異なりますが、日によって違うようで、熱かったりぬるかったりします。

高湯は、名前のとおり、深湯や中湯よりも一段高いところにあります。
湯も高いところから落とすように注がれており、最もぬるい設定になっています。

なお、高湯の脇には、2号源泉へとつながる洞窟があります。

2号源泉が使用されている内湯として、ひょうたん風呂があります。

2号源泉の泉質は、源泉温度53.5℃、pH=7.9のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉です。
浴感は、1号源泉とあまりかわりません。
湯船の温度は、ひょうたん風呂の方が岩風呂よりも高めです。

どういう意味なのかよくわかりませんが、日本温泉総合研究所の森本卓也氏によれば泉質日本一だそうです。

2号源泉が使用されているもうひとつのお風呂として、露天風呂があります。
昼よりも夜の方が幻想的です。

三之亟は、建物も古く、若いカップルが泊まるような感じではありません。
しかし、食事も美味しく、風呂の数もいくつかあるため、1人旅や温泉が目的で利用するには、とても満足できる宿だといえます。

山形県最上郡最上町大字富沢884
営業 10:00~16:00
料金 大人500円

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