姫温泉 弘法湯

和歌山県串本町にある「姫温泉弘法湯」へ行ってきました。
弘法湯温泉は、自治会(姫区)が設置した浴場です。

道沿いにある駐車場に車を停めて、階段を下っていきます。

入口を入って右手にある居間に管理人さんがいます。
入浴料を支払うと、大学ノートに名前と住所の記帳を促されます。
旅館のようなシステムです。

入口の正面から左手にかけて、入口(湯船)が2つあります。
それぞれに脱衣所があり、それぞれ貸切利用です。
つまり、家族風呂システムです。

入口側の湯船です。

私が利用したのは、左手奥側の湯船です。
さきほどの湯船とは、ほぼ左右対称の造りです。

何の変哲もない木製の湯船で、循環されていません。
注がれた温泉が一杯になると、当然ながらオーバーフローします。
これぞ「ザ・かけ流し」です。

狭めの浴室、浴槽ですが、窓から少し顔を出すと意外にも広々とした良い景色が広がっていました。

泉質は、源泉温度27.0℃、pH=9.5のアルカリ性単純温泉です。
2つの蛇口からは、それぞれボイラーで加温された触れないほどの熱い温泉と源泉そのままの冷たい温泉が出てきます。

無色透明で、ほのかに硫黄臭がしますが、味はしません。
浴感はやさしく、肌になじみむ感覚があります。
しかし、熱いこともあり、湯あがりは汗が噴き出して止まりませんでした。

変に飾っておらず、素朴ながら、毎日通いたくなるような質の高い温泉です。
温泉好きなら立ち寄って損はない、おススメの温泉です。

和歌山県東牟婁郡串本町姫572
営業 13:30~17:30(月水金曜定休)
料金 大人400円

なお、南側には、国の名勝天然記念物に指定されている「橋杭岩(はしぐいいわ)」があります。
約40の岩が南西一列におよそ850メートルにわたって連続してそそり立っており、直線上に岩が立ち並ぶ姿が橋の杭のように見えることから橋杭岩と呼ばれています。
弘法湯とセット立ち寄ると良いでしょう。

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