熊野本宮温泉郷 川湯温泉 公衆浴場

和歌山県田辺市本宮町にある川湯温泉は、熊野本宮温泉郷の一部として湯の峰温泉、渡瀬温泉とともに国民保養温泉地に指定されています。
川原を掘れば温泉が湧き、川の流量が減る冬季(11月~2月)に、川をせき止めて作られる巨大な露天風呂「仙人風呂」が有名です。
今回は、川湯温泉の公衆浴場へ行ってきました。

階段を上ったところに受付があるので、入浴料を支払います。

奥へ進むと、右手に浴場入口があります。

脱衣所は綺麗で、広めです。

共同浴場らしいシンプル湯船は、5~6人は入れる大きさです。

湯口はおもしろい形をしています。
写真左側のちょっと汚れた袋が付いているところから温泉が出ており、赤いレバーをひねると、もうひとつの袋がついていることころから水が出ます。
ここの温泉は、川底から湧き出た源泉をひきこんでいるため、温泉口の袋は川水特有のヌメヌメ感があります。

泉質は、源泉温度49℃、pH=7.3の アルカリ単純温泉と掲示がありました。
しかし、川の水と混じっているため、正確なところは不明です。

お湯は、無色透明で、感じるのが難しいぐらいわずかな塩味がします。
ほのかな硫黄臭がしますが、川の水の生臭さも感じます。

一番風呂だったこともあり、湯船は熱めでした。
源泉と川水のかけ流しで、単純温泉らしいさっぱりとした浴感の名湯です。

なお、対岸には、露天風呂があります。

川湯温泉宿泊客は無料で利用できるようですが、日帰り客はどこで料金を支払えば良いのかわかりませんでした。

和歌山県田辺市本宮町川湯1423
営業 8:00~21:00(火曜定休)
料金 大人250円

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