はじめに
浴場は
- 上側大浴場
- 下側大浴場
- 展望風呂
- 貸切風呂
があります。
温泉
上側大浴場
上側と下側は位置関係を示しているだけで、要は男女が入れ替わる大浴場です。
こちらで使用されている源泉は「龍雲の湯」で、源泉温度51℃、pH=不明のナトリウム・炭酸水素塩源・塩化物泉です。
こちらの施設は貸切風呂以外は全て同じ湯使いで、加温、消毒ありの循環ろ過です。
湯口は2つあります。
一方が循環で、もう一方が源泉なのかもしれません。
上側大浴場には、露天風呂も併設されています。
下側大浴場
下側大浴場の内湯の作りは上側大浴場とほぼ一緒ですが、こちらは露天風呂が無い代わりに桶風呂や寝湯があります。
内湯で使用している源泉は、上側と同じ龍雲の湯です。
一方で、寝湯と桶風呂は「薬師の湯」源泉を使用しており、その泉質は源泉温度59℃、pH=不明のナトリウム・炭酸水素塩・塩化物泉です。
珍しい桶風呂ですが、どういったコンセプトなのかはよくわかりません。
家族や友人同士での利用が想定されているのでしょうか。
でも、隣の寝湯を利用している人にとっては、ここで会話されても迷惑だろうと思われます。
寝湯も2つ、3つあれば、まだスーパー銭湯みたいに気にならなくなると思うのですが。
展望風呂
糸魚川市周辺で宿を探している中で、決め手になったのは公式HPに写っていた3つのつぼ湯がある展望風呂です。
胸に期待を膨らませていざ行ってみると、まずは大きめの内湯がありました。
熱めの温度に調整されています。
使用しているのは薬師の湯源泉です。
内湯から外に出ると、展望風呂となるのですが、どうも公式HPで見たものと違います。
まず、3つのつぼ湯があるはずなのに1つしかなく、展望できるほどの景色がありません。
足を入れてみると、プールぐらいの温度しかなく、冷たくて肩まで入れません。
急いで服を着て、その旨をスタッフに伝えると、温泉が出が悪いとのことでした。
おいおいおいおい!そういうことなら事前告知しておいてくれよ。
つぼ湯の隣に立っているスタンドライトには、適温の温泉を求めてか、小さなカエルが2匹休んでいました。
貸切風呂
この旅館で唯一源泉かけ流しなのが、宿泊者しか利用できない貸切風呂です。
貸切風呂は2つあり、それぞれ使用している源泉が異なります。
今回は「女湯」と書かれた方を利用しました。
こちらは源泉は「龍雲の湯」でした。
「千寿の湯」源泉はどこの浴場で使用されているのかわからずじまいでした。
食事
夕食
食事は部屋食でした。
布団がもともと敷いてあり、テーブルは壁際に寄せられていました。
このため、向かい合って食べることができず、みんな壁に向かって食事するスタイルです。
旅行での食事は団らんに大きな意義があると考えているので非常に残念です。
さらには、食事が終わった後は廊下にある荷台に自分たちで運ばなかればなりません。
朝食
民宿なら違和感はありませんが、それなりの宿泊料を払ってこれでは・・・。
こういうストレスを打ち消すほどの味でもないので残念な気持ちになりました。
感想
立地から考えると結構お高めの宿泊料だと思います。ウェルカムドリンクがあり、館内に設置してあるアイスも自由に食べられますが、それが宿泊料に跳ね返ってきていると思うとなんとも言えない気持ちになります。
貸切風呂はチェックイン時に予約するシステムです。空きの状況から一番よい泉質の温泉を宿到着直後に利用してしまったので、他浴場を利用するモチベーションが少し下がりました。夜○時以降は入室自由にしてもらえると嬉しいところです。
また、温泉宿に泊まりにきて、旅館HPに掲載されている展望露天風呂が女性用(男性との入れ替えなし)で冷たくてプールほどの温度しかないのでは、どうしようもありません。
データ
新潟県糸魚川市大平580
営業:9:00~17:00
料金:大人750円(平日)