宮城県白石市にある鎌先温泉は、約600年前、農作業中に鎌の先で温泉を掘り当てたとされています。
仙台城主・伊達政宗や、白石城主・片倉小十郎も訪れたと云われています。
鎌先温泉にあるいくつかの旅館のうち、今回は「最上屋旅館」に泊まりました。
最上屋旅館には、展望風呂(貸切)、男女別内湯の3つの湯船があります。
男女別内湯は、時間によって入れ替わるため、日帰り温泉で両方入ることはできません。
展望風呂は「展望」という名前が付いていますが、完全な内湯です。
貸切のため予約が必要となります。
私は当日に予約することができましたが、心配な人は宿の予約時に相談すると良いでしょう。
湯船は小さめで2~3人用です。
泉質は、pH=6.7のナトリウム-塩化物・硫酸塩泉です。
「奥州の薬湯」と呼ばれる茶色のにごり湯は、鉄分を多く含んでいます。
加水も循環もしていませんが、源泉温度が36℃と低いため、加温してあります。
この展望風呂は、それでもぬるく、ちょっと寒い思いをしました。
男女別内湯は、大きさが異なります。
大きめの湯船は、6名程度は入れる大きさがあります。
もう一方は、4名程度の比較的小さな規模です。
全ての脱衣所に同じ成分表が貼ってあるので泉質は同じですが、展望風呂と異なり、男女別内湯は黄金に近いきれいな黄土色を呈していました。
お湯は、少しぬるっとしたやわらかい感触で、電解質のしょっぱいような複雑な味がします。
泉質そのものに文句はないのですが、加温の具合が悪いのか、適温だったり、ぬるかったり、湯船や時間によってまちまちなのが残念でした。
ちなみに、夕食は部屋食でした。
宮城県白石市鎌先温泉1-35
営業 10:00~17:00
料金 大人500円
宮城県白石市の名物である白石温麺を食べるなら、JR東日本大人の休日倶楽部のCMで吉永小百合が白石うーめんを食べていたお店「うーめん番所」があります。
ミーハーな私は、吉永小百合が食べていた「葛かけうーめん 1,100円(温)」 を食べました。
そうめんをイメージしていましたが、そうめんよりも太くてコシがありました。
実は、あまりそうめんは好きではない(特別食べたいとは思わない)のですが、うーめんはおいしくいただけました。