下風呂温泉 海峡の湯

はじめに

本州最北端の村、青森県風間浦村にある下風呂しもふろ温泉海峡の湯に行ってきました。

下風呂温泉には、大湯と新湯という共同浴場があったのですが、老朽化等により海峡の湯に統合されました。

温泉

したがって、海峡の湯では、この「大湯」と「新湯」の2つの源泉を一挙に堪能することができます。

浴場に入って右側が大湯、左側が新湯になります。

大湯1号泉が使用されており、泉質は、源泉温度56.5℃、pH=2.17の酸性-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉です。

少し白濁しており、山の中に硫黄泉を思わせる酸味と匂いで、強酸性ならではの刺激があります。


加水なしではとても入れない熱さの大湯ですが、湯船手前には、大湯の熱めの湯船「熱湯」も別に設けられています。

こちらの湯船では熱くても加水を控えろということなのでしょう。

一方、新湯は1号から4号までの混合泉で、その泉質は、源泉温度78.8℃、pH=7.4の含硫黄-ナトリウム-塩化物泉です。

大湯よりも薄めの白濁で、硫黄と潮の匂いが混じったおもしろい臭いがし、大湯よりもツルツルした肌感です。

さらに、浴室左側から出たところにある、サウナの横に井上靖ゆかりの湯と名付けられた湯船があります。

この湯船では、昭和の文豪・井上靖が小説「海峡」の終局を執筆した旅館で使用されていた大湯2号泉が使用されています。

泉質は、源泉温度58.7℃、pH=2.31の酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)です。

こちらはほとんど利用する人がいないようで、空いています。

浴感は大湯1号泉と同じです。

感想

全ての湯船に共通していることは、とにかく熱いです。
良い温泉であることは間違いないのですが、熱すぎて「温泉を楽しむ」ことは困難で、ちょっと残念でした。
なお、下風呂温泉には浜湯源泉もあるそうですが、これは他の施設を利用しないと浸かれません。

データ

青森県下北郡風間浦村下風呂下風呂71−1
営業:7:00~20:30(11月~3月 8:00~)
料金:大人450円

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