はじめに
栃木県那須郡那須町にある那須温泉「松川屋那須高原ホテル」に宿泊しました。
こちらの旅館では、那須七湯の一湯として有名な「鹿の湯源泉」を引湯しています。
さらには、別の一湯である大丸温泉のさらに上にある「奥の沢源泉」も引湯しているので、2つのお湯を楽しむことができます。
※外観を撮り忘れました・・・。
温泉
大浴場「那須の湯」
浴場は、男女別の露天付き大浴場と2つの貸切湯があります。
男性用大浴場「那須の湯」には鹿の湯源泉の湯船しかありませんが、女性用大浴場「明ばんの湯」では、奥の沢源泉の湯船もあるそうです。
「那須の湯」には、は3つの層に分かれており、入り口手前側(写真奥側)に大きな湯口があるため、最も熱い層になっています。
無加熱、無加水、無循環、薬品無添加の源泉かけ流しとなっており、この湯使いがこのホテルの売りでもあります。
鹿の湯源泉の泉質は、源泉温度53.4℃、pH=2.4の単純酸性硫黄泉です。
白濁しており、湯の華が沈殿しています。
浴場全体に硫黄臭がし、舐めると酸味があります。
真ん中の層にも湯口がありますが、湯温調整用だと思われます。
最後の層(写真奥側)は、浅い箇所があり、寝ころび湯が楽しめます。
露天風呂
大浴場から外の露天風呂に出られます。
こちらは定員3名ほどの、内湯に比べれば小さめの浴槽です。
景色が良いためかこちらで長湯する人の方が多いようです。
肌をなでるとツルツルとした浴感で、強酸性ですがそれほど肌を刺激する感覚はありません。
透視度は低いです。
湯船の温度は少し高めなので、涼んで景色を楽しみながら入るとよいと思います。
今回は、貸切湯の利用権付きプランを予約しました。
「○の湯(まるのゆ)」と「一の湯(いちのゆ)」という名の2つの貸切湯がありますが、「○の湯」を案内されました。
こちらは、鹿の湯源泉ではなく、大浴場では楽しめなかった奥の沢源泉の湯船となっています。
奥の沢源泉の泉質は、源泉温度70.1℃、pH=4.0の単純硫黄泉(硫化水素型)です。
もちろんこちらも無加熱、無加水、無循環、薬品無添加の源泉かけ流しです。
しかし、熱いので加水した方がよいと思います。
白濁していますが、鹿の湯源泉よりも少し色が薄いようです。
舐めても酸味はなく、肌をなでるとツルツルではなく、キシキシ感があります。
食事
夕食
夕食は、部屋で地元とちぎ和牛のしゃぶしゃぶでした。
川魚の塩焼きや天ぷらが順次運ばれてくる場合が多いですが、こちらではしゃぶしゃぶ以外の料理は最初から箱に入れられ、お弁当箱のように用意されています。
かなりボリュームがあり、お米はほとんど手を付けられませんでした。残念。
朝食
朝食は部屋食ではなく広間に移動しました。
こちらも夕食同様、おかずが箱に入っています。
この時初めて、同日の宿泊客の様子がわかるのですが、未就学児のいる家族連れ多いようでした。
感想
今回は、国の某割引制度を利用しました。
しゃぶしゃぶも美味でしたし、泉質も素晴らしいものでしたが、浴場の案内や朝食の会場の案内がなかったり女性用大浴場にはある子供用のベビーベットが男性用大浴場にはなかったりと、「ん?」と思うところがいくつもあったので、割引後の料金でも割高なホテルだなという感想です。
データ
栃木県那須郡那須町大字湯本252
営業 14:00〜20:00
料金 要確認