初回:2017.12.31
再訪:2022.12.17
はじめに

福島県福島市にある高湯温泉の「旅館玉子湯」に宿泊しました。
玉子湯旅館では、「仙気の湯源泉」と「滝の湯源泉」の混合泉を全ての浴場に配湯しています。

玉子湯旅館には
- 瓦葺湯小屋「玉子湯」
- 露天風呂「天渓の湯」
- 内湯「大浴場」
- 内湯「仙気の湯」
- 女性専用露天風呂「瀬音」
があります。
温泉
玉子湯

瓦葺湯小屋の「玉子湯」が最も歴史ある浴場になります。
150年以上の歴史があるそうです。

浴室と脱衣所が一体となっている、昔ながらのタイプです。

湯船は、3~4人が入れるほどの大きさで、日中はかなり込み合っていました。

再訪時の方が前回訪問時より、少し濁りが薄い気がします。

湯はイメージ通りの硫黄の匂いと酸味です。
泉質は、源泉温度48.6℃、pH=2.7の酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩泉です。
加水、加温なしの源泉かけ流しです。
天渓の湯(旧天翔の湯)

以前は、露天風呂は「天翔の湯」と「天渓の湯」と名づけられ、時間により男女が入れ替え制でした。

現在は、「天翔の湯」という名称はなくなり、まとめて「天渓の湯」と呼ばれています。
なお、男女入れ替え制はそのままです。

こちらは、前の写真で男湯となっている左側の湯船です。
以前は、「天渓の湯」という名前でした。

マットの面積が広くなっていること以外は、以前と変わりません。

脱衣所から湯船に行くまでのアプローチがあります。
夏場は良いのでしょうが、冬は雪が積もっていて、裸足で行くにはちょっと辛いので、用意されていたサンダルを履きました。

6~7人は入れる比較的大きめの湯船です。

大きな岩が圧巻です。
天渓の湯(旧天渓の湯)

もう1つの天渓の湯です。
こちらの湯船の方が2倍ほど大きいため、人気があるようです。
湯船は2つの層に分かれており、写真手前側はぬるく寝湯ができるほど浅くなっています。
瀬音

女性専用露天風呂は、玉子湯と天渓の湯の間にあります。
どうやらだいぶ広いようです。
大浴場

旅館の建屋内にある大浴場には、10人以上は入れる長方形の湯船があります。
シャワーも多数あります。

タイル張りの浴室ですが、湯口だけ木製でした。
ちょっと違和感があります。
仙気の湯

仙気の湯は、大浴場とは別にあるもう1つの内湯です。
こちらは、3~4人ほどは入れる大きさの湯船です。

時折、白濁した湯が投入されています。
食事
夕食

前回は、子どもからお年寄りまでいるファミリーを想定したなんとも特徴のないメニューで残念な記憶がありましたが、今回はだいぶ良くなり驚きました。

申し込んだコースが違ったのでしょうか。
同じ旅館とは思えない変化でした。
朝食

ただ、朝食はやはり以前の面影がありました。
せっかく福島県に来たのに、飲み物が、北海道産の牛乳、青森県産のりんごジュース、オレンジジュースから選ばなければならないのは残念でした。
感想
認知度通りの素敵な宿だと思います。
お湯も間違いなく素晴らしいです。
ただ、宿泊代からすると、食事はまだまだ伸びしろがあるのかなと思いました。
データ
福島県福島市町庭坂高湯7
営業 11:00~13:00
料金 大人1,000円