はじめに
平家の落人によって発見されたと伝えられる尻焼温泉の「川風呂」へ行ってきました。
名前の由来は、温められた石に腰を下ろして痔を治したこと、すなわち尻を焼いたことだといわれています。
吾妻川支流の白砂川のさらに支流、長笹川の底から湧出している温泉です。
車を停めて、5分程度歩くと、橋が見えてきます。
橋を渡って、さらに1分ほど歩くと、「川風呂入口」と書かれた案内板が見えてきます。
この看板の左横にある階段を下って行きます。
すると、道の先に小屋があり、その横を流れる川に、裸の人々が浸かっているのが確認できます。
思わず「まぢかよ」と口に出してしまうほどのインパクトがあります。
温泉
野天風呂
尻焼温泉で最も有名なのが「川風呂」と呼ばれる巨大露天風呂です。川底から温泉が湧き出す地点で川を堰き止めて作られています。
川へ入るため、服を脱ごうとするも、周りには服が散乱しており、脱衣所がないことはすぐにわかります。
私は水着を持ってきませんでしたが、あくまでも風呂ではなく川なので、水着推奨です。
写真のとおり、先人が岩を動かして窪みを作ってくれているので、そこにスポッとはまるように陣取りました。
写真ではわかりづらいですが、川底から温泉が湧き出ており、いたるところから、気泡がぶくぶくと上がってきていました。
入ってみると、「熱い」の一歩手前のちょうどよい温度で驚きました。
湯自体は透明ですが、色々なものが浮いており、ゴミなのか、湯の花なのか、よくわかりません。
なお、川の流れはない、と言って差し支えないほど緩やかです。
半露天
次に、小屋の中にある半露天に入りました。
言うまでもありませんが、当然混浴で、水着禁止だそうです。
混浴という点に目をつぶれば、川を見ながら落ち付いて湯船に浸かることができます。
感想
温泉といっても、やはり川なので、肌に悪いのかなと思いましたが、翌日は肌がスベスベで驚きました。
子どもは大喜び間違いありません。
データ
群馬県吾妻郡中之条町入山
営業 24時間(ただし、天候による)
料金 無料