初 回:2014.5.12
再訪1:2015.7.12
再訪2:2017.5.6
はじめに
栃木県日光市にある奥鬼怒温泉郷の八丁湯に泊まりました。
奥鬼怒温泉郷は、マイカー規制により、女夫渕駐車場からはバスまたは徒歩で向かわなければなりません。
初回及び再訪2は、宿泊のためバスで送迎してもらいましたが、再訪1のときは、約70分かけて歩いて行きました。
歩いていく場合でも、道中は一本道のため、迷うことはありません。
普段山登りをする方にとっては問題ない道のりですが、ハイキングのつもりで歩き出すと厳しいかもしれません。
ランニングシューズの類いはお勧めできません。
「八丁湯」に着くと、ログハウスが並んでいます。
ログハウスは、数年かけて増築していったものだそうで、作りはほぼ全て一緒だそうです。
八丁湯には、3つの混浴露天風呂、1つの女性露天風呂、男女別内湯があります。
3つの混浴露天風呂と女性露天風呂は、着替えずに行き来できます。
なお、3つの露天風呂は、それぞれ、「雪見の湯」「石楠花の湯」「滝見の湯」と名付けられています。
温泉
雪見の湯
脱衣所を出て目の前に「雪見の湯」があります。
八丁の湯第1号泉が使用されており、その泉質は、源泉温度46.8℃、pH=7.4の単純温泉です。
かすかに硫黄臭がしますが、無味で刺激が少ない柔らかい浴感です。
非常に細かい湯の花が舞っています。
石楠花の湯
八丁湯の露天風呂の目の前には、滝が流れています。
その滝を最も近くに見ることができるのが「石楠花の湯」です。
「雪見の湯」の左側にある階段を登っていきます。
小さめの湯船のため、3人が限度でしょう。
八丁の湯第4号泉が使用されており、その泉質は、源泉温度51.2℃、pH=7.3の単純温泉です。
「雪見の湯」同様、無味ですが、ほのかな硫黄臭がし、肌に馴染むやさしい浴感です。
「雪見の湯」よりも湯の花が大きいようです。
滝見の湯
「滝見の湯」は「雪見の湯」を下に降りたところにあります。
「滝見の湯」は文字通り、滝を見るには最も適した湯船です。
「石楠花の湯」は滝に近いのですが、屋根の柱で滝が見づらいためです。
おそらく「石楠花の湯」と同じ源泉が使用されています。
ただ、湯の花は「石楠花の湯」より細かいようです。
男性内湯
男の内湯は、宿の中で、一番古い湯船だそうです。
昔は、真ん中に仕切りを立てて、男女を分けていたようで、その名残りが今もあります。
右側(奥側)はぬるめ、左側(手前側)はやや熱めです。
岩の湯船なので、ごつごつしていてお尻にはやさしくありませんが、それはそれで歴史を感じます。
シャワーは1つしかなく、基本的にはこの湯から救って体を流します。
再訪2の時は、冷たくて使えませんでした。
食事
夕食
夕食は広間に用意されます。
イノシシ鍋の味噌仕立てがでました。
朝食
朝食です。
もう少しボリュームがあってもいいかなと思いました。
感想
宿泊や一部日帰りではバスで運んでくれますが、70分歩いても入る価値のある極上湯です。
しかし、不便地にあるとはいえ、それなりにいいお値段なので、布団を自分でしかなければならない、御飯を自分で盛らなければならない等のセルフサービスは、残念に思いました。
データ
栃木県日光市川俣876
営業:9:00~15:00
料金:大人500円