鳴子温泉郷の中山平温泉「琢ひで」に宿泊しました。
「うなぎ湯」と銘打たれた琢ひでの湯は、ぬるとろっとした感触が特徴です。
琢ひでには、浴場が3か所あります。
1か所目は、男女別露天の「鶴の湯」と「亀の湯」です。
時間によって男女が入れ替わります。
建屋から少し離れたところにあります。
脱衣所の前には、私には敵わないものの、立派なモノが祀ってあります。
鶴の湯は、屋根付きの岩風呂です。
もう一方の亀の湯は、檜枠で造られた六角形の湯舟です。
広さは、鶴の湯の方が広いです。
泉質は、源泉温度98.6℃、pH=9.4の含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉です。
無色透明で、かすかに硫黄臭がしますが、味はほとんど感じません。
うなぎ湯と銘打つのも納得のぬるっと感です。
2か所目は、「長生の湯」名付けられた男女別内湯と混浴露天です。
内湯は比較的小さい湯船です。
内湯の浴室から混浴露天へ出られます。
日帰り客の多くは、こちらの湯船を利用するようです。
泉質は、源泉温度100℃、pH=8.9の含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉・硫酸塩泉です。
こちらも、鶴の湯、亀の湯と同様のぬるっとした浴感です。
湯口付近はかなり熱く、不用意に近づくと火傷します。
3か所目は、「石橋の湯」と「芍薬の湯」です。
こちらも時間で男女が入れ替わります。
石橋の湯です。
琢ひでで、最もゆっくりできる湯船かもしません。
泉質は、源泉温度67.9℃、pH=9.3の含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉・硫酸塩泉です。
芍薬の湯も石橋の湯同様、大きな岩をくりぬいた湯船です。
芍薬の湯は、石橋の湯と異なり、樽風呂も付いています。
ぬるめに設定されているので、山間を眺めながら、ゆっくり浸かることができます。
夕食です。
オプションは付けなかったので、スタンダードなものになります。
朝食です。
ちょっと塩辛いものが多い気がしました。
鳴子温泉郷という温泉宿激戦区にあるだけあって、お湯も食事も質が良い方だと思います。
とろっと、ぬるっとしたおもしろい浴感は、なかなか味わえるものではありません。
ただ、私は平日料金で宿泊したのでお得感がありましたが、休前日料金だと割高かもしれません。
宮城県大崎市鳴子温泉星沼20-9
営業 10:30~14:00,15:00~20:00
料金 大人800円