青森県十和田市にある谷地温泉(やちおんせん)へ行ってきました。
谷地温泉は、「日本三大秘湯」の一つとされています。
建屋内にある券売機で入浴券を購入し、受付に渡して浴場へ向かいます。
谷地温泉は4つの源泉を持っています。
男湯には、ヒバ造りの下の湯(写真手前)及び上の湯(写真奥)の2つの湯船があります。
※混浴も同様のようです。
最も湯量の多い2つの源泉が、かけ湯用に使用されているそうです。
泉質は、源泉温度が36℃であること以外は不明ですが、色や匂い、味等から、次に紹介する「下の湯」と近しい泉質と思われます。
谷地温泉の4源泉のうち、霊泉と銘打つイチオシの源泉は「下の湯」に使用されています。
浴槽の下から湧出している下の湯源泉の泉質は、源泉温度38.2℃、pH=5.2の単純温泉です。
白みを帯びており、硫黄臭がしますが、舐めても味はほとんど感じません。
霊泉と言われるだけあって、少しヒリヒリとし、体に応える浴感です。
初心者に推奨される入浴方法は、まず30分~60分ほど下の湯で体を慣らすそうです。
次に、となりの「上の湯」で5~10分間、体を温めます。
「上の湯」の泉質は、源泉温度42℃、pH=不明の硫黄泉です。
下の湯よりも白濁しており、同様に硫黄臭がしますが、味はほとんど感じません。
浴槽の隅には、白い湯の花が溜まっていました。
ぬるめの下の湯の後に入ると熱く感じますが、この湯船単体でみればちょうどよい温度だと思います。
男湯には、打たせ湯もあります。
浴室内に、下へ行く階段(というか石段)があります。
なお、滑って怪我をしても自己責任という注意書きがあるので、その覚悟が必要です。
階段を降りるとちょうど脱衣所の真下に打たせ湯がありました。
よくよく見てみると、「下の湯」の浴槽から落ちています。
下の湯浴槽に穴があるのも確認できました。
谷地温泉は、垢ぬけていない正真正銘の秘湯です。
お湯にも不思議なパワーがあるように思えました。
知名度に比して浴場が小さく「イモ洗い状態」になることが多いうそうなので、宿泊利用が良さそうです。
青森県十和田市法量谷地1
営業 10:00~17:00
料金 大人600円