青森県十和田市にある蔦温泉(つたおんせん)へ行ってきました。
蔦温泉には、旅館棟専用の混浴風呂だった「久安の湯」と湯治棟専用の混浴風呂だった「泉響の湯」があります。
写真の左手の建物に久安の湯、右手の建物に泉響の湯があります。
1回分の日帰り入浴料で、どちらも入浴可能です。
久安の湯には湯船が1つしかないため、時間で男女が入れ替わります。
脱衣所を出て、階段で一段下に降ります。
浴室の奥側にはシャンプー類があります。
久安の湯は、蔦温泉旧湯と名付けられた源泉が使用されています。
泉質は、源泉温度47.3℃、pH=6.9のナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉です。
温泉がブナ材の底板から湧き出していることから、「源泉かけ流し」ではなく「源泉湧き流し」だそうです。
蔦の森の湧水で温度を調節しています。
目を凝らすと、茶色い細かな湯の花が確認できました。
無色透明、無味無臭でクセがなく、非常にやさしくなめらかな浴感です。
泉響の湯は男女別になっているため、久安の湯と異なり時間帯を気にする必要はありません。
平成8年に改築され20年近く経っていますが、新しさを感じる浴場です。
泉響の湯でもシャンプーは可能です。
天井は高く、浴槽から梁(はり)まで12メートルもあるそうです。
開放感があり、久安の湯とはまた違った趣きの浴室です。
泉響の湯も久安の湯と同様に、底から温泉が湧き出ている「源泉湧き流し」です。
蔦温泉新湯という名の源泉が使用されています。
泉質は、源泉温度45.4℃、pH=6.9のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉です。
こちらも久安の湯と同様、無色透明、無味無臭で、やさしい浴感です。
今回は日帰り入浴で利用しましたが、次回は是非宿泊したいと思いました。
時間を気にせず、ゆっくり何度も浸かりたくなる至高の温泉です。
青森県十和田市奥瀬字蔦野湯1
営業 10:00~16:00(冬期休館)
料金 大人800円