長野県上高井郡高山村にある七味温泉(しちみおんせん)は、信州高山温泉郷を構成する温泉の1つです。
今回は、ホテル渓山亭に泊まりました。
ホテル渓山亭には、内湯、露天風呂、貸切露天風呂(せせらぎの湯)、ホテルから独立した露天風呂(惠の湯)の4種類のお風呂があります。
そして、全てのお風呂が加水、加温、消毒なしの源泉かけ流しです。
なお、惠の湯は別料金なので、内湯、露天風呂、貸切露天風呂とは別に紹介します。
内湯(及び露天風呂)は、24時間利用可能なメインのお風呂です。
室内には、硫黄臭が充満しています。
この湯船では、2つの源泉(牧新七味、七味温泉第2号井戸)を混合して使用しており、その泉質は、源泉温度45.5℃、pH=6.3の単純硫黄泉(硫化水素型)です。
白濁しており、硫黄臭がし、少し渋みを感じるものの、味はあまりしません。
内湯から外に出ると露天風呂があります。
露天風呂の湯船の前には、源泉の掛け湯コーナーがあります。
内湯より投入量を絞っているためか、内湯よりぬるめでちょうどよく長湯向きです。
貸切露天風呂(せせらぎの湯)は、宿泊客及び休憩客のみ利用でき、宿泊客は無料(1回のみ)、休憩客は休憩料金プラス1000円で利用できます。
せせらぎの湯は、湯船が2つあるため、同時に2組が利用できます。
貸切風呂にしては湯船が広く、贅沢な造りです。
せせらぎの湯で使用されている温泉も、内湯と同じ2つの源泉(牧新七味、七味温泉第2号井戸)の混合泉です。
湯口には、温泉成分が分厚く堆積していました。
露天風呂もそうですが、湯船の底は温泉成分で黒くなっており、肌に付きます。
洗えば落ちますが、なかなか頑固な温泉成分でした。
夕食は、いろり料理でした。
肉、川魚、刺身、山菜などバラエティに富んでおり、かつ量が非常に多いです。
さびれた(不便な)建物が苦手な秘湯ファンは大満足できると思います。
長野県上高井郡高山村七味
営業 11:00~15:00
料金 大人800円