岐阜県高山市奥飛騨温泉郷の福地温泉は、平安時代には、村上天皇が湯治に訪れていたと言う入湯伝説が残っとえり、その名残として「天皇泉」といわれています。
今回は、古民家「昔ばなしの里五平餅村」の浴場、石動の湯(いするぎのゆ)へ行ってきました。
「昔ばなしの里五平餅村」は、囲炉裏を囲んで食事ができる施設です。
玄関を開けると、御主人が声かけてくれるので、お風呂に入りたい旨を伝えて入浴料を支払います。
浴場は、玄関を入って左手にあります。
脱衣所は広く、冬季は非常に寒いです。
凍えながら服を脱ぎました。
内湯の洗い場です。
シャワーやカランはなく、桶で湯をすくって体を流します。
内湯の湯船は、6人ぐらいは入れるほどの大きさです。
泉質は、源泉温度76.1℃、pH=7.2の単純温泉です。
無色透明の湯に、こげ茶色した細かい湯の花が浮いています。
少し熱めで、冷えた体にじわっと熱が伝わってきます。
肌にしっとりと感じる素朴な浴感です。
湯口では、かすかに硫黄臭がします。
源泉名には、三井金属1号線、観音泉、天裕温泉及び湧水の混合泉とあったため、すでに加水されているようですが、それでも熱いため、湯口でさらに加水されていました。
露天へは、内湯から直接行くことができます。
露天も内湯同様、熱めです。
こちらは、湯口での加水はありませんでした。
周りには山が見えます。
なお、待合室にいた女性の話を聞いていると、露天は女湯の方が景色が良いようです。
非常にシンプルな泉質ですが、とても気持ちよく入ることができました。
変な癖がなく、何度も訪れたくなる温泉です。
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地温泉110
営業 10:00~17:00(冬期16:00)水曜定休日(不定休有)
料金 大人500円