赤城温泉郷は、赤城山の南麓、標高700~900mにある、赤城温泉(3軒)・忠治温泉(1軒)・滝沢温泉(1軒)の5軒の小さな宿の集まりです。
「御宿 総本家」は、赤城温泉の宿の中で、最も秘湯っぽい佇まいの宿です。
山道を登っていくと、赤城温泉共通(?)の駐車場があります。
ここに車を停めて、徒歩で宿へ向かいます。
道なりに5分程進むと、突き当たりに軽トラが停まっています。
「御宿 総本家」の玄関は、この軽トラの裏にあります。
なお、左側に見える赤い階段を下っていくと、「花の宿 湯之沢館」があります。
玄関を入っても宿の人は出てきません。
右を向くとマネキンがいます。
ものすごく怖いです。
入浴料も、勝手にザルの中に入れる仕組です。
なお、お釣りが発生する場合も、勝手にお釣りをとっていいそうです。
自販機のあるところを右側に曲がると混浴露天風呂、左へ曲がると男女別浴の内湯があります。
まずは、露天風呂へ向かいました。
露天風呂は3階にあります。
階段を登った先、2階には案内はありませんが、目に着いた階段を登るのが正解です。
3階に着いて、左手へ進むと露天風呂の入口が見えてきます。
脱衣所は、御世辞にもきれいとは言えません。
手前の入口は男性用で、女性用入口は小屋を左に曲がったところにあります。
湯船は脱衣所の目の前にあります。
3人が入れるぐらいの小さな湯船です。
簾があるので、一応、丸見えにはなりません。
泉質は、源泉温度43.1℃、pH=6.6のカルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素泉温泉です。
加温なし、加水なしの源泉かけ流しです。
冬は寒いと思いますが、初秋までなら長湯には最適な温度で、問題なく楽しめると思います。
鉄臭さがあり、舐めると結構な塩味があります。
温泉成分で湯船や排水溝の色も茶褐色に変色していました。
次に内湯です。
さきほどの自販機を左に曲がると、突き当たりに笠があります。
笠の左右が男女それぞれの内湯入口になります。
男湯も、混浴露天と同じ泉質です。
壁の向こうは女湯になります。
女湯も男湯と同じような造りになっていました。
ただし、若干狭めです。
湯船が狭い、階段が急であるなど、多少不便な旅館の造りかもしれませんが、温泉は、加水なし、加温なしの本物です。
旅館までのアクセスもさほど悪くないので、利用しやすい温泉です。
群馬県前橋市苗ケ島町2034
営業 9:00~17:00(要確認)
料金 大人500円