恐山温泉

はじめに

青森県の下北半島にある霊場恐山に行ってきました。

実は、恐山菩提寺の境内に4か所の温泉があるのです。

  • 薬師の湯(男湯)
  • 古滝の湯(女湯)
  • 冷抜の湯(女湯)
  • 花染の湯(混浴)

温泉

薬師の湯(男湯)

山門から地蔵殿へ向かう道の右側に、薬師の湯があります。

あまりに唐突にあるので驚きます。

このわかりやすさが、後の失敗の原因になりました。

建物に入ると、すぐに脱衣所があります。

湯船は2層に分かれていて、中央に湯口があります。

ネットの情報によると奥側の方が熱いそうですが、私が入浴した時にはどちらも同じくらいの温度でした。

泉質は、源泉温度74.2℃、pH=1.89の酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ,Ⅲ)-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)です。

もちろん源泉かけ流しで、舐めると酸味と苦みが入り混じった複雑な味がします。

湯は両方の層に注がれており、なぜ奥側が熱いのか、仕組みがわかりませんでした。

触れるぐらいの温度の湯が投入されています。

肌触りはツルツル系ですが、強酸性のピリッとした感覚もあり、長湯したら湯あたり間違いなしの実感できる濃厚な浴感です。

古滝の湯(女湯)

薬師の湯は右側にありましたが、女湯の古滝の湯と冷抜の湯は左側にあります。

手前にあるのが古滝の湯です。

薬師の湯と違い、完全に2つの湯船に分かれています。

泉質は、酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)ですが、源泉温度やpHはわかりませんでした。

冷抜ひえの湯(女湯)

奥側にあるのが冷抜の湯です。

泉質は、源泉温度51.7℃、pH=2.03の酸性・含鉄(Ⅱ,Ⅲ)-ナトリウム-塩化物泉です。

それぞれ微妙に泉質が違いますが、その違いを体験することができないのが残念です。

花染の湯(混浴)

ここで痛恨のミスです。
私の予習不足により、混浴があるのを知らずに恐山を後にしてしまいました。
この花染の湯のみ奥まったところにあるらしいのです。
訪問する方は注意してください。

感想

青森県には数多くの良質な温泉がありますが、恐山温泉もまた格別に良い温泉でした。
しかも、4か所の泉質が異なるのも魅力です。
次は宿坊に宿泊して、全部の泉質を制覇を目指します。

データ

青森県むつ市田名部宇曽利山3−2
営業:6:00~18:00(5月1日〜10月31日)
料金:大人500円(入山料として)

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