はじめに
温泉
大浴場
温泉好きにとって、「馬で来て 足駄で帰る 後生掛」のフレーズと、この写真はあまりにも有名です。
大浴場に入ると、桧の香りがガツンときます。
この大浴場には、7種類の湯船(と言っていいのかわかりませんが)があります。
蒸気サウナ
入って右手には、蒸気サウナと箱蒸し風呂があります。
箱蒸し風呂
日本人の平均身長ぐらいの私ですが、箱蒸し風呂は、私の首がかろうじて出るぐらい、高さがあります。
泥湯
一方、左手には泥湯と打たせ湯があります。
泥湯の湯口には、生コンのような泥が溜まっています。これを肌になじませて10分ほど半身浴をすると美肌効果が得られるそうです。
当然、湯船はぬるめの設定です。
打たせ湯
打たせ湯もぬるめです。
定員2名ですが、結構な勢いがあって「痛い」ので、長く利用する人は少ないと思います。
神経痛の湯
大浴場の中で、最も大きな湯船が神経痛の湯で、これが後生掛温泉のメイン湯船となります。
加水も少なめの「熱め・濃いめ」の調整だそうです。
たしかに長湯が不向きな熱さで、他の浴槽に比べて「重い」感じがします。
火山風呂
神経痛の湯のとなりにあるのが火山風呂です。
いわゆるジャグジーです。ぬるめ設定であることや、後生掛温泉の湯の「強さ」が気泡で和らぐことで、大変入りやすい湯船になっています。
子どもたちは専ら火山風呂に浸かっていました。
露天風呂
火山風呂の奥にあるのが露天風呂です。
温度は神経痛の湯と同じぐらいあります。
露天風呂の設置要望を受けてやむなく作ったのかなという広さと景観です。
泉質は、源泉温度87.9℃、pH=3.0の単純硫黄泉です。
源泉かけ流しですが、これまでに紹介したとおり、加水の量で湯船に特徴を出しています。
旅館宿泊者専用の小浴場「ぶなの湯」
大浴場と比べて事務ですが、静かにのんびり浸かりたいなら断然こちらです。
なお、こちらにはシャワーがあります。
時間帯によるのかもしれませんが、想像以上にぬるめです。
加水量が多いのでしょう。
泉質は、大浴場と同じです。
食事
夕食
山奥にある旅館ですが、だいぶおしゃれ感があります。
妻が「八幡平サーモン」ですか?と尋ねたら、スタッフは困った表情をしていました。
朝食
朝食はごはんとおしんこや佃煮の盛り合わせです。
せっかく泉温が高いのだから、温泉卵がほしかったです。
感想
温泉は当然のこととして、接客や食事などにも力を入れていることが伝わります。
が、値段的には、もう少し料理に改善の余地がありそうです。
今回は天候にめぐまれず、源泉を見に行くことができませんでしたが、1時間ほど歩いたところにあるそうです。
データ
秋田県鹿角市八幡平熊沢国有林
営業:9:00~14:00(詳細は公式HP)
料金:大人800円