会津西山温泉 旅館 中の湯

はじめに

福島県柳津町にある会津西山温泉「旅館中の湯」に宿泊しました。

中の湯は、源泉を3本持っており、それぞれの源泉名の湯船があります。

温泉

3つの湯船のうちの2つ、中の湯と荒湯は宿泊棟ではなく、離れにあります。

中の湯

この旅館の名前になっている「中の湯源泉」を使用した桧風呂です。

天井が高く、湯船も大きいため、内湯ですが開放感があります。

中の湯源泉の泉質は、源泉温度71.6℃、pH=7.1の含硫黄-ナトリウム-塩化物泉 (硫化水素型) です。

源泉かけ流しで、湯船の温度も湯量で調整しているそうです。

無色透明で、硫黄臭がします。

言われてみればというぐらいのかすかな塩味があります。

浴感は、しっとりつるつるです。

いや、「つるつる」ではなく、「つるんつるん」です。

体も温まり、適度な硫黄臭漂う中、リラックスすることができます。

荒湯

荒湯源泉を使用した湯船は露天風呂になっており、内湯の中の湯の浴場から外に出る形となります。

湯船の真ん中に岩がありますが、よりかかるにはごつごつしています。

荒湯源泉の泉質は、源泉温度71.6℃、pH=6.5の含硫黄-ナトリウム-塩化物泉 (硫化水素型) です。

肌を撫でるとつるつるとしますが、硫黄臭はあまりしません。全体的に中の湯源泉に比べて控えめな浴感です。

その代わり、湯の華はこちらの方が多く、視覚で楽しめます。

杉の湯

宿泊棟にある内湯に杉の湯源泉が使用されています。

小さい湯船と大きい湯船の2つあります。

今回は、他の宿泊客がいなかったので、ご厚意で大きい湯船を貸切りで使わせてもらいました。

杉の湯源泉の泉質は、源泉温度61.9℃、pH=6.4の含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)です。

中の湯と荒湯の中間のような浴感です。

簡易シャワーです。

夏は良いかもしれませんが、冬はタンクの湯が冷めてしまうので、実用的ではないと感じました。

食事

夕食

夕食は、会津で昔から食べられていたのかなと思わせる山菜類が多く並びます。

朝食

朝食もシンプルです。

感想

3つの源泉いずれも素晴らしいのですが、やはり「中の湯源泉」は別格と感じました。
食事が少し物足りなかったのですが、お値段や土地からすれば十分なのかもしれません。
総じて、満足できる温泉旅館です。

データ

福島県河沼郡柳津町大字砂子原字長窪884
営業 10:00~15:00
料金 大人800円(杉の湯は500円)

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