はじめに
島根県美郷町にある千原湯谷湯治場へ行ってきました。
以前は千原温泉という名前だったようですが、現在は「千原湯谷湯治場」です。
浴室に入る戸には、浴室にバスタオルを持ち込めという、変わった注意書きがあります。
注意書きに従い、バスタオルを持って戸を開けると長い階段があり、その先に湯船があります。
温泉
湯船は3人入れば満員の小さいものです。
壁を挟んで女湯があり、上部が空いているため声が通ります。
浴槽の縁には温泉成分の塊が確認できます。
泉質は、源泉温度35℃、pH不明のナトリウム-塩化物・硫酸塩泉です。
千原湯谷湯治場は「足元湧出源泉」であり、底板の隙間からぽこぽこっと炭酸ガスの泡が湧き出てきます。
尻の下から泡が出て続けているため、浸かっている間は泡が尻をくすぐります。
黄土色の湯からはわずかながら金臭さが感じられ、舐めると薄い味噌汁の塩味やうま味があります。
ツルツルとしたやさしい浴感です。
ぬるめなので長湯向きですが、湯船が小さいので譲り合いの精神が必要です。
冬は寒いかもしれません。
感想
広島県から90分かけて週2~3回通っているお爺さんと一緒になりました。
もう何十年も通っており、体の悪いところはすぐに治ってしまうそうです。
その話もまんざら嘘ではないのだろうなと思うほどの素晴らしい温泉でした。
データ
島根県邑智郡美郷町千原湯谷1070
営業 8:00~18:00(最終受付~17:00)(木曜定休)
料金 大人500円