はじめに
島根県大田市にある温泉津温泉「薬師湯」へ行ってきました。
静かな温泉街にひときわ目立つ、大正初期に建てられた木造洋館です。
温泉
薬師湯の湯船は楕円形のシンプルなものですが、析出物のデコレートにはテンションが上がります。
湯船からのオーバーフローは、湯船(下写真)左側の黒く変色している部分を通ります。
この黒い部分で「トド寝」が可能です。
泉質は、源泉温度45.3℃、pH=6.3のナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。
源泉は施設の真後ろにあり、地下2~3mからの自然湧出で、直接湯船に注がれています。
湯を顔に近づけると金臭く、舐めるとそこそこのうま味と塩味を感じます。
ツルツルした浴感ですが、湯がかなり熱いこともあって少しピリピリもしました。
2~3分浸かったら休むという入り方になると思います。
感想
2005年9月には日本温泉協会から全項目最高評価を受けました。
当時には全国でも僅か11か所しかなく、中国・四国では唯一薬師湯だけだったそうです。
閉店間際に訪問しましたが、最後までお客さんがひっきりなしに来ていました。
名実ともに素晴らしい温泉でした。
データ
島根県大田市温泉津町温泉津7−1
営業 6:00~21:00(平日は8:00~)
料金 大人450円