仙仁温泉 岩の湯 花仙庵

初 回:2018.9.4
再訪1:2019.1.8

はじめに

長野県須坂市にある「仙仁温泉 岩の湯 花仙庵」に宿泊しました。

1年先まで予約が取れない旅館として有名ですが、運よく平日に空きがあったため、宿泊することができました。

再訪1(2019)

再訪時は雪が積もっていました。

時期によって、雰囲気が全く異なります。

再訪1(2019)

14時からチェックインできるため、時間丁度に到着しましたが、既に多数の客がチェックイン手続きをしていました。

チェックイン手続き後、部屋に案内されるまでの間に抹茶とお茶菓子のサービスがあります。

案内された席の前には池があり、鯉が泳いでいました。

温泉

こちらの旅館には、有名な洞窟風呂の他、大浴場、家族風呂、貸切風呂「夢想の湯」「野守の湯」「風姿の湯」があります。

洞窟風呂は混浴となっており、男女別大浴場を通って、洞窟風呂で合流する造りとなっています。

脱衣所から浴室へ入ると、かけ湯コーナーがあります。

かけ湯コーナーの対面に大浴場の湯船があります。

泉質は、源泉温度33.8℃、pH=8.2の単純温泉です。

加水なし、消毒なしの源泉かけ流しです。

源泉温度が低いため加温されており、少し熱めです。

お湯は無色無臭ですべすべと柔らかく、優しいお湯です。

洞窟風呂の入り口の脇(右側)には露天風呂があります。

湯船は大浴場のそれよりも少し小さいですが、それでも広々としています。

源泉(泉質)は大浴場と同じですが、こちらの方がぬるめです。

大浴場は出入口すぐのところにあり、前を人が往来するので、ゆっくり浸かるならこちらの方が向いています。

洞窟風呂

洞窟風呂は混浴となっているため、使い捨てのパンツの上に腰巻を巻きます。

扉を開けた瞬間もわっとした高い湿度を感じますが、室温が高くないので息苦しくありません。

入ってすぐのところに加温された熱めの湯船があります。

基本的に洞窟風呂は加温されていないので、泉温がぬるめです。

帰り際に温まるためのものでしょう。

洞窟風呂の泉質は、源泉温度34.4℃、pH=8.0の単純温泉です。
加水なし、消毒なしの源泉かけ流しです。

一部加温はされているものの、基本的には洞窟の最奥から湯が出る源泉をそのまま加水しないでかけ流しています。

洞窟風呂は照明が落ちていて暗いので、足元に注意が必要です。

水深は深いところで1m近くあるそうです。

床は砂利敷きになっているため足が痛くありません。

どんどん進んでいくと、またぐのに苦労する段さがありますが、さらに奥へと進むことができます。

チェックアウトの時間が遅く、長く、また日帰り客を受け入れていないため、当日も満室であったはずなのに他の宿泊客に洞窟の中で遭遇することはありませんでした。

一番奥から源泉が流入しているようです。

風姿の湯

館内一番奥の階段を進んでいくと3つの貸切風呂があります。

それぞれに内湯と露天風呂が付いており、内湯にはジェットバス機能が付いています。

一番手前にあるのが「風姿の湯」です。

内湯の湯船の奥に露天風呂があります。

泉質は、源泉温度33.6℃、pH=8.4の単純温泉です。

大浴場や洞窟風呂とは異なる源泉のようですが、浴感は同じです。

なお、この後紹介する「野守の湯」「夢想の湯」や家族風呂も同じ源泉が使われています。

野守の湯

残り2つの貸切風呂は、「風姿の湯」の先にあります。

突き当りに案内が掲示してあります。
左に「野守の湯」があります。

部屋の一室につながっているようなドアを開けます。

他の貸切湯よりも長い階段があるのが特徴です。

「風姿の湯」とは違った、長方形の湯船です。

露天は浅い部分が多く、腰かけ湯に適しています。

夢想の湯

最も離れたところにあるのが「夢想の湯」です。

「夢想の湯」は、内湯で腰をかけることができます。

他の貸切湯に比べて内湯からの眺めが良いと思います。

露天の湯船は2段になっているため、少し狭く感じるかもしれません。

貸切露天や家族風呂は予約制ではなく、空いていれば何回でも入ることができます。

泉質は同じなので、雰囲気と空き状況で選ぶことになります。

旅館内には数か所に休憩スペースがあります。

ハンモックに揺られたり、コーヒーを飲みながら本を読んだりと湯上りをゆっくりと過ごすことができます。

家族風呂

家族風呂は内湯のみで、小さめの浴槽が2つあります。

半月型は1人、円型は2人は入れるぐらいの大きさでしょうか。
少し変わった造りのお風呂です。

広い方の浴槽にはジェットバスが付いています。

ぬるめのお湯ですが、室内が蒸しているので長湯はつらいかもしれません。

食事

夕食

夕飯は個室でいただきました。
赤ちゃんのためにベビーベッドを用意してくれました。

料理が続々と運ばれてきます。

お造りは鯉のあらいと山女魚です。

鯉は癖がないのが自慢だそうで、確かに癖がなく、鯉が苦手な人も大丈夫だと思います。

ステーキはとても柔らかく、まったく筋張った感じがありません。

焼いた石で少しあぶって食べます。

もう1人前注文したいぐらいのおいしさでした。

マイタケの土瓶蒸しです。

マイタケは天然のもので、香りが違います。

これだけで数杯は飲めます。

口直しの後の御飯は、枝豆のまぜ御飯でした。
昆布だしで炊いた米に枝豆を混ぜているそうです。枝豆の香りが食欲をそそります。

最後にデザートの盛り合わせです。

全体で2時間をかけてゆっくりいただきました。終始子どもがぐずっており、落ち着いて味わう余裕があまりなかったのが残念ですが、とても美味しくいただきました。

朝食

朝食朝食も夕飯と同じ個室でいただきました。

名物の蕎麦がゆは、薄味なので、慣れないと塩か醤油をかけたくなります。

感想

この宿が1年待ちなのは、宿泊客が帰りに次回の予約をしていくからだそうです。
たしかに居心地が良すぎて、すぐにまた来たくなってしまうのも頷けます。
温泉の質や食事、その他の受けられるサービスは、宿泊料以上の価値があると思います。

データ

長野県須坂市大字仁礼3159
営業 日帰り不可
料金 日帰り不可

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