蒸ノ湯温泉 ふけの湯

はじめに

秋田県の八幡平にある「ふけの湯」に宿泊しました。

受付の傍にある金勢様が(私ほどではありませんが)立派だったので、思わず写真を撮ってしまいました。

さて、ふけの湯には、混浴野天、男女別野天、男女別露天、男女別内湯があります。

温泉

混浴野天風呂

混浴野天風呂へは、建物の向かい側にある道を下っていきます。

左手遠くのほうに混浴野天が見えます。

建物から約3分ほど歩くと着きます。

強い風が吹いたら壊れそうな脱衣所です。

一応、男女別になっているため、女性も安心です。

混浴野天には、手前から、枡風呂、樽風呂、岩風呂の3種類あります。

枡風呂

男性脱衣所を抜けて、まず目の前に飛び込んでくるのが枡風呂です。

枡風呂は二段になっており、上段から下段へ湯がこぼれ落ちます。

上段は少し熱め、下段はちょうどよい温度です。

泉質は、源泉温度86.2℃、pH=4.6の単純硫黄泉(硫化水素型)です。

加水はしてあるものの、その他に手が加えられていない源泉かけ流しです。

舐めてみましたが、少し金臭さがあるのみで、意外にも渋みや酸味はあまり感じません。

樽風呂

枡風呂の先には、大きさが微妙に異なる4つの樽風呂があります。

野天風呂として掲示されている温泉成分表は1種類のみですが、2つの樽風呂は、枡風呂と明らかに味が違います。

おそらくですが、4つの樽風呂のうちの2つと岩風呂は、後で紹介する露天風呂と同じ泉質だと思われます。

そして、樽風呂の先に、岩風呂があります。

岩風呂については、2017年に新設されたふけの湯で最も新しいお風呂だそうです。

岩風呂

岩風呂はとても浅く、寝湯に近い状態になります。

肩まで浸かるといった感じの湯船ではありません。

pH低めの硫黄泉なので、肌に刺激があるかなと思いきや、浴感は意外とやさしいです。

肌を撫でるとスベスベします。

男女別野天風呂

野天風呂に向かう途中に男女別野天があります。

2つの野天風呂を男性用と女性用にしています。

男性用野天は、混浴野天よりも小さいですが、比較的空いています。

朝でさえも、宿泊者は混浴野天へ流れるため、貸切状態でした。

泉質は、先に紹介した混浴野天風呂と同様です。

露天風呂・内湯

旅館内には、男女別露天と内湯があります。

女性は露天と内湯が繋がっていますが、男性は脱衣所が別なので、着替えて移動しなければなりません。

露天風呂は、男女別野天よりもさらに小さめです。

宿泊者しか利用しないので、ほぼ貸切状態です。

露天風呂の泉質は、源泉温度89.0℃、pH=3.2の単純温泉です。

こちらも、湯使いは野天風呂と同じです。

浴感はほぼ同じですが、舐めると野天風呂よりも酸味が強めです。

成分上は、pHも低く、成分も薄めなのに不思議です。

一度服を着て、内湯へ向かいます。

内湯は、露天風呂よりも大きい長方形の湯船です。

洗髪は、溜まった湯を桶ですくうタイプです。

雰囲気的には、ふけの湯の中で最も好みの浴室です。

内湯で使用されている源泉も、露天風呂と同様です。

食事

夕食

夕食は、一般的な宿の定番メニューが並びます。

岩魚骨酒を追加で注文しました。
この臭さがたまりません。

朝食

朝食は、源泉で茹でた黒いゆでたまごが付きます。

感想

ふけの湯は、なんといっても混浴野天風呂が魅力です。
日帰り温泉客も朝一番で混浴野天へ向かっていました。
野湯っぽい雰囲気なので、開放感に浸りたいながらのんびりするにはうってつけです。

データ

秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林
営業 8:00~17:00(4月中旬~11月上旬)
料金 大人600円

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