半出来温泉 登喜和荘

はじめに

群馬県嬬恋村にある半出来温泉「登喜和荘」に宿泊しました。

こちらの宿は、温泉の質はもちろん、すっぽん料理でも有名です。

今回は、電車で行きました。
無人駅の「袋倉(ふくろぐら)」を降りて、線路をまたぎます。

車道を進むと獣道へと誘う看板があります。

獣道をUターンするように進むと橋が見えてきます。

なお、獣道でカモシカに会えるかもしれません。

橋はあまり揺れませんが、雨天のために川は濁流し、少し怖い思いをしました。

駅から7~8分で登喜和荘に到着です。

温泉

内湯

登喜和荘には、男女別内湯、混浴露天、女性専用露天があります。

男性内湯は、民宿のお風呂のような感じで、小綺麗さはありません。

混浴露天

男性内湯から、外に出て混浴露天へ向かいます。

階段を降った先に、混浴露天風呂があります。

川沿いにある露天風呂は、草木に囲まれており野湯の趣があります。

湯船から、先ほど渡ってきた橋が見えます。

湯船の中に小さな湯船がすっぽりと入っており、こちらは家庭用のお風呂と同じぐらいの大きさです。

足を折りたたんで入ります。

泉質は、源泉温度42.5℃、pH=7.0のナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。

塩味と若干の生臭さがあります。
少しぬるっとしていて気持ちいいです。

まず、小さな湯船に湯が投入されます。

こちらの湯船は42℃ぐらいの温かい湯船です。

湯船の中の壁面には気泡がたくさん張り付いています。

小さな湯船からオーバーフローした湯が大きい湯船に溜まります。

小さな湯船の後に入ると冷たく感じ「ヒヤッ」としますが、次第に体が馴染んできます。

こちらは39℃ぐらいでしょうか。

食事

夕食

夕食はすっぽん料理です。

唐揚げは鳥に近い味がします。

どこの部位からはわかりませんでした。

生き血と塩辛?です。

生き血はワインで割って飲むのが主流だそうですが、こちらでは焼酎でした。

焼酎の方が生臭さが消えるのだとか。

たしかに、血を飲んでる感覚はなく、さらっとした焼酎を飲んでいるようでした。

刺身です。

身も肝類もシコシコしています。

柚子胡椒とよく合い、酒のつまみに最高です。

最後は鍋です。

すっぽんの出汁が利いていて美味です。

最後は雑炊にして食べました。

夕飯はかなりボリュームがありました。

朝食

朝食の見た目は平凡ですが、無農薬野菜を使用するなど、こだわっているそうです。

感想

ぬるめの湯は長湯向きで、源泉かけ流し、加水、加温なしの本物の温泉を十分に堪能することができます。
さらに、すっぽん料理のフルコースがついてこのお値段はなかなかないと思います。
建物が古く掃除が行き届いてない部分もあるため、こういったことに目をつぶれる方にはおすすめです。

データ

群馬県吾妻郡嬬恋村今井97
営業 8:00~20:00
料金 大人400円

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