小赤沢温泉 楽養館

はじめに

長野県栄村(秋山郷)にある小赤沢温泉「楽陽館」へ行ってきました。

秋山郷には新潟県から入り、南下する形で奥の長野県へ入っていきます。

小赤沢は、苗場山の西側の登山口にもなっています。

玄関で入浴料を支払い、離れのようになっている浴場へ向かいます。

温泉

浴室に入ると、L字型の湯船があります。

赤褐色の温泉です。

湯船には、湯の華に付着した泡と油膜のようなものが漂っています。

湯船の温度はぬるめで、体感温度としては42℃弱くらいでした。

L字型の湯船は2つに分けられており、奥側は寝湯になっています。

分けられているといっても、上層の温かい湯が木で遮られているだけです。

上層の温かい湯が流入しないため、かなりぬるめです。

寝湯のところには、浴槽の下に溜まっている湯の華で作られたであろう、「湯の華団子」が置いてありました。

泉質は、源泉温度46.2℃、pH=不明の含鉄(Ⅱ)・ナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。

加水、加温、循環、消毒一切なしの素晴らしい温泉です。

いわゆるキシキシ感のある湯です。

湯口では、湯は透明です。

舐めると想像通りの鉄臭さを感じますが、それを打ち消すかの如く強烈な塩味が襲ってきます。

なお、常に湯が投入されているわけではなく、時々ゴボッゴボッっと音を立てて出てきます。

浴場を出ると、成分表とは別に温泉の情報が掲示されていました。

このブログでは成分表はあまりアップしていないのですが、「源泉の引湯方法」に「他人の源泉から直接引湯」しているというおもしろい表現があったので紹介します。

感想

湯はぬるいのですが、いざ湯船から出てみると体がポカポカしていました。
秘湯感があり、湯使い的にも「これぞ本物の温泉」といえるでしょう。

データ

長野県下水内郡栄村大字堺18210
営業 10:00~18:30(18:00最終受付)(4月~11月)
料金 大人500円

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