はじめに
温泉
内湯
まず、男女別の内湯です。
日帰り客は利用できません。
泉質は、源泉温度51.0℃、pH=2.6の酸性・含硫黄-単純温泉です。
加水、加温なしの源泉かけ流しです。
舐めるとさわやかな酸味と渋みが感じられます。
透明ですが、白い湯の花が舞っているため少し白みがかっているように見えます。
湯船は気持ち熱めのちょうどよい温度で、腕を撫でるとツルツルします。
また、強酸性のため、湯がありにはさっぱり感、爽快感があります。
混浴露天(山姥の湯)
次に混浴露天です。
混浴露天には、「山姥の湯」「薬師の湯」の2つの湯船があります。
山姥の湯は、桝形屋のメインの湯船です。
内湯と比べてかなり白濁していますが、おそらく大量に沈んでいた湯の花が舞っているためでしょう。
秘湯の趣きは抜群です。
桝形屋の源泉は1本のみなので、泉質は内湯と同様です。
山姥の湯を含め、露天は全て加水、加温なしの源泉かけ流し表示の他、消毒なしの表示もありました。
早朝の山姥の湯は、白濁はしていませんでした。
湯の花が沈んでいるからでしょう。
混浴露天(薬師の湯)
もう一方の薬師の湯は、山姥の湯よりも小さい湯船です。
定員は4~5名ぐらいでしょうか。
こちらも、湯の通り道が真っ白になっています。
女性専用露天
最後に、女性専用露天です。
混浴露天が女性専用の時間になっている2時間、こちらが混浴露天となります。
こちらは薬師の湯と同じような広さの露天風呂です。
透視度は内湯に比べて低く、少し青みがかっているように見えます。
食事
夕食
夕食は、県内産の牛肉と鯉の煮つけのボリュームがあります。
量、質ともに満足できました。
なお、ビールは別料金です。
朝食
朝食は、おかずの品が少し少なく感じましたが、山奥だし、山小屋と考えればこんな感じなのかもしれません。
お米がおいしいだけに、ちょっと残念でした。
感想
まず伝えたいことは、道がとても悪い上に交通量はそれなりにあるので、宿にたどり着くまでに相当の覚悟が必要です。
退避所以外にすれ違えない道を10km進まなければなりません。冒頭に書きましたが、とにかく道が悪いです。
しかし、その苦労をしてでも浸かりたい温泉があります。
文句なく、最高ランクの温泉でした。
データ
山形県米沢市大沢姥湯1
営業:9:30~15:30
料金:大人600円