はじめに
戦後間もなく、早稲田大学の学生が掘り当てたことから、「早稲田」という名が付いています。
1996年に早稲田大学建築学科の教授が設計した現在の建物に建て替えられたそうです。
建物の正面を進み、Uターンすると降りる階段があります。
凡人には理解できないセンスの造りです。
階段を降りたところにある券売機で入浴券を購入し、係員に渡します。
温泉
早稲田桟敷湯は、内湯のみです。
湯船自体は2つに分かれており、手前側は適温、奥の広い方が熱めです。
泉質は、源泉温度86.5℃、pH=7.1の含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉です。
熱交換器で60~70℃まで下げ、加水して湯船に投入されています。
循環されていますが、ろ過はされておらず、冷ますことを目的としたものです。
撹拌目的の循環なので、塩素消毒は、清掃時に使用されているのみです。
湯の花が湯口で溜まっています。
湯は、無味ですが、やさしい硫黄臭がします。
熱さと硫黄臭が相まって、これぞ温泉といった浴感です。
感想
共同浴場にしては料金が高く、客層からして、地元民はあまり利用していないようです。
風変わりな建物、浴室、湯口の造りで、目で楽しめる温泉施設であるため、普段日帰り温泉の習慣がない人と入るにはよいでしょう。
データ
宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷124−1
営業 8:30~22:00
料金 大人530円