はじめに
山形県最上町にある瀬見温泉の共同浴場へ行ってきました。
義経ら奥州平泉に落ちのびる途中、この地で義経の正妻(北の方)が急に産気づきました。
そこで、弁慶が産湯を求めて沢へと下り、川辺の大岩を薙刀で突いたらお湯が噴き出た、というのが瀬見温泉発見の由来だそうです。
瀬見温泉の共同浴場は、入浴料の支払いシステムがユニークです。
自動ドアの横にあるボックスに入浴料を入れると、自動ドアが開きます。
温泉
内湯
浴室は湯気が充満していました。
湯船は、定員3~4人ほどの大きさです。
しばらく人が入っていなかったようで、湯船はとんでもない熱さでした。
地元の方も入れるぐらいまで水で薄めるそうです。
泉質は、源泉温度67.4℃、pH=7.4のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉です。
無色透明、無味無臭です。
清掃時に塩素消毒されますが、かけ流しで、薄めるたえに入れた水が加水となります。
湯口の配管には、温泉成分が白く固まっていました。
ふかし湯
同じ建物内には、「ふかし湯」があります。
浴衣やバスタオルを巻き、穴から吹き出す湯気に身体を当てるもので、お湯に浸かるものではありません。
瀬見温泉の名物なのですが、閉鎖となっていました。
なお、現在の共同浴場は改築し、ふかし湯とともに露天風呂も増設されます。
平成28年春にオープン予定だそうです。
感想
あまりの暑さに浴感を感じる余裕はありませんでした。
湯から出た後、しばらくは足がヒリヒリしました。
データ
山形県最上郡最上町大堀755
営業:6:00~18:00
料金:大人200円(ふかし湯は別途300円)