はじめに
栃木県日光市にある奥鬼怒温泉郷は、マイカー規制により、女夫渕駐車場からはバスまたは徒歩で向かわなければなりません。
今回は、約70分かけて歩いて加仁湯へ行ってきました。
歩いていく場合でも、道中は一本道のため、迷うことはありません。
普段山登りをする方にとっては問題ない道のりですが、ハイキングのつもりで歩き出すと厳しいかもしれません。
ランニングシューズの類いはお勧めできません。
加仁湯には、
- 第一露天
- 第二露天
- 第三露天
- ロマンの湯
- 貸切露天
- 温泉プール
- 男女別内湯
と、数多くの湯船があります。
ロビーには、熊や鹿のはく製で飾られた談話室がありました。
「御気軽に」と書いてありますが、ちょっと入りずらいです。
温泉
ロマンの湯
ロマンの湯では、加仁湯にある5つの源泉の利き湯が楽しめます。
脱衣所には、なぜか「公達の湯」とあります。
男性脱衣所から女性脱衣所の方へ向いて撮影した写真です。手前から、
- 奥鬼怒4号
- 黄金の湯
- 岩の湯
- ガケの湯
- たけの湯No.2
の源泉が楽しめます。
奥鬼怒4号の泉質は、源泉温度45.9℃、pH=6.6の含硫黄-ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)です。
黄金の湯の泉質は、源泉温度46.5℃、pH=6.4の含硫黄-ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)です。
岩の湯の泉質は、源泉温度63.7℃、pH=6.3の含硫黄-ナトリウム・塩化物泉(硫化水素型)です。
ガケの湯の泉質は、源泉温度58.0℃、pH=6.4の含硫黄-ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)です。
たけの湯No.2の泉質は、源泉温度50.2℃、pH=6.7のナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉です。
たけの湯のみ、硫黄成分が含まれておらず、無色透明のお湯で、湯船も他と造りが違います。
第一露天風呂
ロマンの湯の手前にある通路を降っていくと第二露天や貸切露天があります。
通路正面にある木柵の裏手には、名称不明の湯船がありました。
おそらくこれが第一露天風呂だと思われます。
2人がやっと入れる大きさの湯船には、ちょうど良い温度の無色透明なお湯が満たされています。
たけの湯No.2の源泉と思われます。
貸切露天「蒼穹の湯」
さらに左奥に貸切露天「蒼穹の湯」がありますが、宿泊者専用のため利用できませんでした。
第二露天風呂
第二露天風呂は、黄金の湯が使用されています。
こちらは、ロマンの湯と比較にならないほどぬるめで、長湯向きです。
第三露天風呂
加仁湯で最も大きい第三露天風呂の湯船は左右に分かれており、男性脱衣所は右側(写真手前側)、女性脱衣所は左側(写真奥側)から湯船に入ることになります。
右側(男性脱衣所側)と左側(女性脱衣所側)で湯の温度が異なります。
左側は適温ですが、右側は湯治湯用のため、かなり熱めで長湯は困難です。
第三露天は、黄金の湯が使用されており、泉質が示された看板が掲示してありました。
温泉プール
温泉プールは準備中のようで、湯が張られていませんでした。
感想
加仁湯には、多くの湯船があり、日帰り入浴で全て入る切ることは困難でしょう。
さらに、ロマンの湯(利き湯)は、全ての湯船がとても熱く、薄めなければ入れません。
できれば1泊して楽しみたい温泉です。
データ
栃木県日光市川俣871
営業:10:00~15:00
料金:大人500円