はじめに
日本書紀や万葉集にも記されている崎の湯は、天智天皇や徳川吉宗も沐浴されたと言われています。
温泉
崎の湯は、男女別に分かれており、多少造りが異なるようです。
男湯は、手前と海側の2つの湯船がありました。
手前の湯船は、源泉かけ流しで、源泉名は行幸源泉です。
その泉質は、源泉温度78.0℃、pH=7.9のナトリウム-塩化物泉です。
お湯は無色透明で、やさしい硫黄臭がし、舐めると濃いめの塩味がします。
湯船の奥側(入口側)には、源泉が岩を伝って注がれています。
その下は、少し凹んでおり、滝壺のような造りです。
こちらの湯船は、熱めなので長湯向きではありません。
湯船の縁で波風にあたって涼んでいると、体に薄い膜ができ固まったような感触があったため、成分表を調べてみました。
陽イオン3,875mg/kg、陰イオン6,844mg/kgと、とんでもない量の成分が含まれていました。
一方、海側の湯船は、加水されて少しぬるめの適温に調整されています。
こちらの湯船から見える海の景色は、感動的です。
湯船が広いため、ドバドバと温泉が注がれています。
感想
白浜温泉の公衆浴場の中で、最も有名な浴場といえるでしょう。
景色、泉質、浴感、どれをとっても最高級です。
白浜温泉に訪れた際は、必ず入るべき観光スポットでもあります。
データ
和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎1668
営業:8:00~18:00(7月~8月 7:00~19:00、10月~3月 ~17:00、水曜定休)
料金:大人420円