はじめに
静岡県伊豆市にある土肥温泉の共同浴場「弁天の湯」へ行ってきました。
階段を上って戸を開けると、券売機があります。
受付に券を渡し、脱衣所へ進みます。
脱衣所には、2つのドアがあり、右手のドアは内湯、正面のドアは露天に繋がっています。
温泉
内湯
内湯は、4~5人程度が入れる湯船で、かなり熱めのお湯です。
泉質は、源泉温度54.3℃、pH=8.3のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉です。
なお、土肥温泉では、6種類の源泉(下庄田、山ノ神、水口、水口洞、中村、三原)を混合・塩素消毒されたものが配湯されているので、他の共同浴場と同じ温泉です。
無色透明、無味無臭の癖のないすっきりとした浴感の温泉です。
露天
露天はぬるめになっています。
ただし、露天といっても、家のベランダにあるようなこじんまりとしたものです。
湯口から注がれる温泉の量も、露天の方が少ないようです。
どちらも源泉かけ流しですが、内湯は熱くても加水しないよう注意書きがあります。
内湯と露天は繋がっているため、熱いと感じたら、ぬるめの露天へ行くことができます。
感想
清潔感のある、好感のもてる共同浴場です。
土肥温泉にある4つの共同浴場の中でも、最もきれい(造りが新しい)なので、古びた感じがあまり…という方は、弁天の湯がおススメです。
なお、駐車場は、道路を挟んだ反対側にあるので、分かりづらいです。
データ
静岡県伊豆市土肥61-3
営業 10:00~20:00(定休日:1.2.8月は第2火曜日 それ以外は第4火曜日)
料金 大人500円
参考
土肥温泉発祥の湯を「鉱湯」といいます。
江戸初期に安楽寺境内の坑口から温泉が湧出したのが始まりで、金鉱を採掘していた間部(まぶ)彦平に因みに、鉱湯と呼ばれたそうです。
現在は入浴できませんが、安楽寺境内にて150円で拝観できます。
坑内の岩壁からは、温泉が染み出ており、コケが生えているところもありました。
土肥温泉を訪れた際は、拝観してはいかがでしょうか。