はじめに
新潟県妙高市、妙高山の東麓にある燕温泉は、妙高山周辺では最も高所にある温泉です。
温泉街の奥に無料で入浴可能な露天風呂「黄金の湯」と「河原の湯」の2つがあります。
妙高山登山者が利用する駐車場に停めることになるため、登山者と同じくらいの時間に来ないと駐車するのに苦労します。
駐車場から少し登ると、温泉街の入り口があります。
温泉街が終わると、道が二手に分かれます。
案内板にあるように、左の道を3分進むと「黄金の湯」、右の道を15分進むとに「河原の湯」があります。
これぞ登山道と思える急な坂道を3分程度登ると、右側に黄金の湯が見えてきます。
温泉
無料の野天風呂にはめずらしく、男湯と女湯が分かれています。
男湯に進み、脱衣小屋で準備します。
脱衣小屋と書きましたが、からっぽの物置きのように非常にシンプルな造りです。
朝9時に訪れたのですが、男湯には、既に5名程度の先客がいました。
先客が言うには、この時期(初夏)は虻が多いため、朝に入るに限るとのことでした。
確かに、この時間、虻はそんなに多くいませんでした。
なお、先客は、私が到着してから5~10分後には出て行ってしまい、私1人になりました。
足を入れると、じわじわっと熱さが伝わってきます。
泉質は、源泉温度43.5℃、ph=約6.3の含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉です。
硫黄泉だけあって、強めの硫黄臭、ガソリンのようなオイル臭がします。
目を凝らして湯をみると、白色の原因は、細かな粉のような白い湯の花とわかりますが、少し大きめの黒い湯の花も見受けられます。
男湯と女湯は岩で仕切られているだけなので、人がいるかいないかは、気配でなんとなくわかります。
女湯に人がいなかったため、女湯も写真に収めました。
感想
混雑が予想されるので時間を選ぶ必要はあると思いますが、場所、雰囲気、温度、泉質、湯の華が一様でないこと等、非常に特徴的であり、再訪したい温泉です。
データ
新潟県妙高市大字関山燕温泉
営業 日の出~日没(月曜日と金曜日の午前中は清掃時間)
時期 5月下旬~11月中旬(雪解け・降雪により左右される)
料金 無料(寄付箱あり)