乳頭温泉郷　蟹場温泉

秋田県仙北市にある乳頭温泉郷は7つの温泉で構成されています。

その中の1つ、蟹場温泉（がにばおんせん）へ行ってきました。

蟹場温泉には、唐子の湯（からこのゆ）という名の混浴露天風呂、女性専用露天風呂の他、岩風呂、木風呂という名前の付いた男女別内湯、計4種類のお風呂があります。

受付で入浴料を支払い、浴場へ向かいます。

混浴露天は離れにあるため、靴を持って玄関とは別の出入口へ向かう必要があります。

混浴露天までは、一本道を歩いていきます。

冬は雪の壁ができ、全く違った風景となっています。

2～3分ほど歩くと、浴場に着きます。

蟹場温泉の混浴露天は、乳頭温泉のポスターにも使われ、有名です。

混浴露天は唐子源泉を使用しています。

泉質は、源泉温度49.8℃、pH＝8.1の単純硫黄泉です。

冬は、湯船が42～43℃のちょうど良い温度になっているため、外気の冷たさもあり長湯ができるでしょう。

私は、出たり入ったりを繰り返し、1時間浸かっていました。

しかし、夏は長湯できませんでした。

ほぼ無色透明で、ほのかに硫黄臭がします。

お湯に少しとろみがあり、湯の花の形状は羽毛のようです。

ただ、後ほど紹介する内湯に比べると湯の花が小さく、少ないです。

一方、女性専用露天と2つの内湯は、受付から直接行くことができます。

長い廊下を歩いて行くと女性専用露天の入口があります。

その先に、男女別内湯の1つである岩風呂があります。

岩風呂の湯船は小さめです。

岩風呂を通り越して、さらに進み、廊下の突き当たりが木風呂になります。

木風呂の脱衣所は、広めです。

冬は浴室内が湯気で充満しており、やさしい硫黄臭が漂います。

4～5名が入れるほどの湯船は、秋田杉で作られています。

湯船は、44℃ぐらいはあるでしょうか、少し熱めです。

木風呂は蟹場源泉が用いられており、源泉温度42.9℃、pH＝8.3の単純温泉です。

源泉温度が42.9℃となっていますが、実際は47℃ぐらいはあると思います。

少しとろみがかったお湯の中に、もの凄い大きさかつ量の湯の花が舞っていてます。

見た目はまるでたまごスープかのような温泉です。

蟹場温泉の質は文句なく、最も好きな温泉の中の1つです。