上杉の御湯 御殿守

はじめに

山形県南陽市にある赤湯温泉「上杉の御湯 御殿守うえすぎのみゆ ごてんもり」に宿泊しました。

到着すると、ラウンジでお茶を提供されますが、それとは別に「お着き酒」コーナーがありました。

さらに日本酒の他に、ワインの試飲コーナーもあります。

部屋に通される前にほろ酔いになれます。

温泉

御殿守には、東湯と西湯があります。要は浴場の名前です。時間で男女が入れ替わります。

東湯

東大浴場

東湯には、

  • 東大浴場
  • 東露天岩風呂
  • 龍神の湯
  • 源泉枡風呂
  • 原石風呂

があります。

泉質は、源泉温度60.4℃、pH=7.3の含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。

飲用もできますが、16歳以上で限度量は1日500mlまでとのことです。

将棋駒の生産地として有名なのは天童市が近いからか、飲泉処のとなりには、将棋盤が置いてありました。

東露天岩風呂

北海道の日高の青石でつくった岩風呂です。

天然記念物玉川産「北投石」が入っています。

なお、大浴場と露天岩風呂は、加温、消毒ありの循環です。

龍神の湯

龍神の湯は、南蔵王山の安山岩をくり抜いた湯船です。

龍神の湯や源泉枡風呂、原石風呂は加水はされていますが、加温、消毒なしの源泉かけ流しです。

龍神の湯を気に入ったスタジオジブリの宮崎駿監督がこの絵を描いたそうです。

源泉枡風呂

東湯の加水、加温、消毒なしの100%源泉の枡風呂は、豪雪により建物が雪の重みで傾いているため、利用できませんでした。

原石風呂

重さ40トンの大石をくりぬいた湯船です。

他の人が入っていると、なかなか入りづらいので、つぼ湯のような運用となっています。

西湯

西大浴場

西湯には、

  • 西大浴場
  • 西露天岩風呂
  • 不忘の湯
  • 青森ひば丸太風呂
  • 源泉樽風呂

があります。

西露天岩風呂

東湯同様、大浴場と露天岩風呂は加温、消毒ありの循環です。

西湯の露天岩風呂は群馬県三波石や福島県の鮫川石、天然記念物玉川産「北投石」が使われているそうです。

不忘の湯

岩風呂より一段高いところに、府忘の湯と青森ひば丸太風呂があります。

どちらも加水されていますが、加温、消毒なしの源泉かけ流しです。

青森ひば丸太風呂

1550年頃に生まれた樹齢450年の青森ひばを使用した丸太風呂だそうです。

他の湯船より温めで、長湯向きです。

源泉樽風呂

東湯では利用できなかった源泉風呂ですが、西湯は建物がないため、加水、加温、消毒なしの源泉100%の湯船を楽しむことができました。

食事

夕食

夕食には、山形牛すき焼きや山形牛石焼き、ブランド米「つや姫」など、納得のメニューが提供されます。

朝食

大飢饉から人々を救うため、上杉鷹山公が食べられる山菜や野草をまとめた書物「かてもの」が楽しめます。

感想

我が家にとっては背伸びした宿泊料でしたが、試飲やソフトドリンクサービス、温泉や料理の質など、満足できるものでした。

機会があればまた宿泊したい宿です。

データ

山形県南陽市赤湯989
営業:日帰り不可
料金:日帰り不可

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