12日
朝、先輩に迎えにきていただき、信濃大町駅へ。
そこに車を置き、バスで扇沢駅へ向かいます。
14:00発のトロリーバスに乗車し、黒部ダムへ。
黒部ダムに着くと、ものすごい雨風。
次の日の「下ノ廊下」は断念せざるをえないかと心配になります。
初日は早々と「ロッジくろよん」で休むことにしました。
13日
5:00出発。
30分ほど歩いて、黒部ダム駅に戻ってきました。
このころには、暗かった景色が段々と明るくなってきます。
ここからは、下ノ廊下(から旧日電歩道につながる)をひたすら歩きます。
紅葉には1週間ほど早いが、それでも絶景です。
先輩の言葉を借りれば「水墨画の世界」。
12:20に阿曽原温泉小屋へ到着。
男女が時間交代で入浴するシステム。
着いた時は、たまたま男の時間。
早速、風呂場まで下っていくと…「ぶらんぶらん」させているオジサン達を発見。
今回は、脱衣所という概念のものはなく、「すのこ」が5つほど置いてあるだけでした。
まさに秘湯!!
単純硫黄泉のさっぱりとしたお湯でした。
13:00に出発。
ひたすら歩きます。
ゴールの欅平駅に到着したのは17:15。
およそ12時間、30kmの行程でした。
足の裏は激痛が走っていました。
しかし、この日の宿である祖母谷(ばばだに)温泉は、ここから40分歩く(登り坂)。
宿に着いた時には真っ暗でした。
山小屋であるため、満室でも泊めなければならない(らしい)。
この日も満室で、食堂で寝ることになりました。
なお、露天、内湯は、しっかり堪能しました。
私は、露天の方が好みなのですが、ここは内湯の方がおススメかも。
内湯の方が硫黄のにおいが充満していて、「これぞ温泉!」という感じです。
14日
8:00に出発。
欅平駅まで戻り、9時過ぎ発の黒部峡谷鉄道「トロッコ電車」に乗りました。
およそ1時間30分の乗車時間です。
さすがに座り心地はよくないですが、それも興奮が紛らわしてくれます。
トロッコ電車の終着駅は「宇奈月温泉」です。
民法判例百選に掲載されている「宇奈月温泉事件」でも有名です。
その後、電車を乗り換え、「魚津」、「糸井川」へと移動します。
糸井川駅前では、たまたまイベントが開催されていました。
それを一通り確認してから、昼食をとることに。
ここは、「黒焼そば」が有名らしく、それをチョイス。
また、日本海側に来たからには刺身を食さねばならぬという義務感から「刺身定食」も注文しました。
どちらも、満足できる味でよかった。
その後、南小谷を経由して信濃大町へ戻ってきた時刻は17:15。
ものすごい濃い旅行になりました。